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津波・洪水 水没した自動車からの脱出方法は?
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    東日本大震災のニュースで、車が次々と波に呑まれていく様子に衝撃を受けた人も多いと思われますが、自動車の水没は決して他人事ではありません。台風やゲリラ豪雨で河川が氾濫したり、道路が冠水する恐れも十分にあります。万が一、車で移動中に水に浸かったらどうすればいいのでしょうか?

    ■わずか50センチの水没で車は動かない
    50センチの高さになるとタイヤに巻きあげられた水がエンジンに入ったり、電気系統がショートしたりしてエンジンが動かなくなります。電気系統がやられるとパワーウインドーもダメ。窓も開かなくなります。このため、水かさが50センチ以下に見えても、強引に突っ込むことは避けて下さい。冠水した道路は水深がわかりにくく、見た目以上に深かったというケースがありえます。冠水したら、まずは迂回が大原則です。

    ■まずは心を落ち着けること
    さらに水かさが増すとドアも開かなくなります。
    仮に水かさが車の屋根より高くなっても、車内には空気が残っているので、すぐに沈んだりはしません。エアコンの送風口などから少しずつ水は流入してきますが、完全に水没するまで5〜6分の猶予があります。まずは慌てずに状況を把握することが大切です。

    ■脱出用ハンマーで窓を割る
    心を落ち着かせたら、次にやるべきなのは窓を割ることです。
    窓を割る目的は、割ったところから水を意図的に流入させ内と外の圧力差をなくすためです。車内まで浸水させると内側からも水圧がかかり、ドアを開けやすくなります。ただし割った窓から出ようとしても水が流入してくるのでうまくいきません。水が車内に流れ込む様子を眺めるのはかなりの勇気が必要ですが、ドアを開けられるようになるまで、じっと我慢して体力の消耗を防いでください。

    窓を叩き割るには、先の尖った脱出用ハンマーが必要です。このハンマーは水没時だけでなく、事故で車体が歪んでドアが開かなくなったときにも活躍してくれます。シートベルトカッターと一緒になったタイプもあり、かさばるものではないので、ダッシュボードに必ず1本常備しておいて下さい。

    ■もしハンマーがない場合は?
    もしハンマーがない場合はどうするか?拳で強く叩けば逆に手を骨折する危険が性があります。こうした場合、を割るには力を1点に集中させることが大事なので、硬く尖ったものを探して代用します。シートのヘッドレストの金属部分やシートベルトのバックルでも構いません。

    何を使うにしても、重要なのは叩きつける場所。車のフロントガラスには、合わせガラスという特殊な構造のガラスが使用されているため、ヒビが入るだけで貫通しにくい。フロントガラスを割るのはほぼ不可能です。
    割るならサイドウインドーです。ただ、真ん中は柔らかくてたわみがあり、叩いても力が分散されてしまいます。狙いたいのは窓の四隅。端はたわみが少なく、比較的割れやすいはずです。

    もし、窓が割れない場合は、自然流入に任せるしかありません。車内が完全に水で満たされなくても、首のあたりまで水に浸かれば、内外の圧力差もかなり小さくなりドアが開きます。ただしこれは最終手段。いち早く脱出を図るために、やはりハンマー自動車用防災セットは常備しておきたいものです。

    津波・洪水 自動車からの脱出方法
    | 地震防災ネット | 11:18 | comments(0) | - |
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