Entry: main  << >>
火山噴火 有珠山と御嶽山との相違点
0
    御嶽山の噴火による犠牲者は戦後最悪の47人。1991年に行方不明者も含め43人が犠牲となった雲仙普賢岳を上回る規模になりました。
    御嶽山噴火の2週間前には、群発地震が増加していましたが、気象庁の噴火警戒レベルは1。周辺自治体も策を講じていませんでした。予知はできないと躍起になって公表していますが、何らかの対処方法はとれなかったのでしょうか?

    ■犠牲者セロの有珠山のケース

    2000年に噴火した北海道の有珠山は「観光地」でありながら、自治体が学者の予知を優先し犠牲者を出さなかったことから、火山噴火史上の“奇跡”として改めて注目されています。

    当時、周辺自治体は、2日前に近隣住民ら約1万人を避難させ、噴火の際には噴煙は約3000メートル、国道が寸断される被害に見舞われたが、人的被害は発生しませんでした。

    ■自治体と学者の連携・ハザードマップ作成

    背景には、自治体と北大教授ら学者陣との連携があります。1910年の噴火の際には東京帝国大教授が壮瞥町に地震計を設置、77年の前回噴火直前には、北大有珠火山観測所を設置する等、噴火時には学者が地元と協力してきた歴史があります。

    特に2000年の噴火で大きな貢献を果たしたのが、NPO法人環境防災総合政策研究機構理事 岡田弘氏。岡田氏らが、長年、地域住民に向けた「火山教室」や「登山会」を開くなどして、地域の“信頼”を勝ち取り、ハザードマップを作り等、防災体制を整える重要性を訴え続けてきた成果が実を結びました。


    ■御嶽山は予知できた

    改めて岡田氏は「御嶽山は予知できた」といいます。
    「御嶽山のマグマのシグナルは、典型的な水蒸気爆発の予兆と捉えることができます。06年3月に噴火した北海道の雌阿寒岳の噴火直前の群発地震と同じ性質の群発地震が、今回、御嶽山で起きていました。水蒸気爆発は予知が難しいともいわれますが、それは50年以上前から分かっていたことです。また御嶽山は、1979年以来、小噴火が2回起きています。気象台には、記録の集積があった。過去、水蒸気爆発も経験している。本来なら、もっと担当職員に火山の勉強をさせて対策をとらせるべきでした」

    活火山を抱える自治体には、専門部署を設け、歴史に学び、研究者と連携し、自然と共存していることを再認識する時期に来ていると思われます。
    | 地震防災ネット | 14:05 | comments(0) | - |
    Comment








    Calendar

      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << August 2017 >>

    Profile

    Recommend

    Search

    Entry

    Archives

    Category

    Link

    Feed

    Others

    無料ブログ作成サービス JUGEM

    Mobile

    qrcode